ペット・犬税
アパートにペットを持ち込めるかどうかは、建物によっては住人の多数決などで禁止を決めているところも中にはあるようですが、基本的には大家さん次第となります。賃貸契約の前、アパートの見学の時などに大家さんと、あるいはアパートを案内してくれる不動産屋さんとの確認が必要です。子犬で吼えなければ普通は大丈夫ですが、問題は大型犬でしょうか。猫の場合はほとんど問題ないようですが、それでも一応確認されることをお勧めいたします。
ドイツで犬を飼う場合は市への届出が必要です。救助犬や盲導犬などの特別の犬を除いて納税義務が発生します。納税金額はデュッセルドルフとメアブッシュの両市では一匹96ユーロ/年間。2匹になるとデュッセルドルフでは300ユーロ(1匹150ユーロ)、メアブッシュでは250ユーロ(1匹125ユーロ)です。3匹になるとデュッセルドルフでは540ユーロ(3x180)、メアブッシュでは450ユーロ(3x150)になります。
飼い犬が下記の闘犬の品種である場合、あるいはそれらの品種との混血の場合の納税金額は一挙に高くなり、どちらの市でも1匹600ユーロ、2匹だと1.800ユーロ(2x900)になります。
アメリカンスタッフォードシャーテリア、ブルテリア、アメリカンピットブルテリア、スタッフォードシャーブルテリア、アラーノエスパニオール、アメリカンブルドック、ブルマスティフ、ドゴアルヘンティーノ、フィラブラジレイロ、マスティフ、スパニッシュマスティフ、ナポリタンマスティフ、ロットワイラー、土佐犬。
飼い始めた日の月の1日から納税義務が発生し、飼うのをやめた、あるいは引越しなどで市を出た日の月が最終月となります。申請すると納税通知が届き、デュッセルドルフ市では年に4回に分けて銀行振り込み、メアブッシュ市では一年分が毎年7月1日に銀行引き落としとなります。
オンラインによるデュッセルドルフ市での飼い犬の届け出はこちら。書式による届出はこちらの申請用紙にて。解約用紙はこちら。申請用紙記入見本はこちら。解約用紙記入見本はこちら。
ところで、散歩中の犬の糞は飼い主(または散歩をさせている人)が責任を持って始末することが法律で義務付けられています。犬のお散歩には小さなビニール袋等を持ち歩いて糞はその都度回収してください。
狂犬病等の予防接種はドイツではその種類によって2年か3年に一度となりますが、毎年行う日本からこちらに来たばかりの場合は早いうちに一度獣医に相談されることをお勧めいたします。こちらで予防接収を受けると飼い犬に電子チップが埋め込まれ、その内容と同じパスが発行されます。飛行機に乗る場合はそのチップがないと乗れないそうですので前もって旅行代理店などと確認してください。
30.07.12 EK8