キッチン

ドイツ()のキッチンは普通いつもピカピカにきれいに磨かれています。これは日本人以上に几帳面な一面を持つドイツ人の国民性もありますが、炒めものや揚げものなどの料理がなく、パン食やシチューが中心なので、日本人と比べると料理をすること自体が大変少ないこともその理由です。


ドイツでは普通日本人はおとなしい上にアパートを丁寧に使うので、店子(アパート借主)さんとしては歓迎されますが、それでも浴室とキッチンに関しては別です。キッチンの場合、日本人は炒め物や揚げ物でキッチンが汚くなりがちで、お風呂の場合は浴槽を使う機会が多く、シャワーだけで済ませることが多いドイツ人と比べると、どうしてもカビや水垢が増えるためです。

キッチン、バスルームなど、こちらのお水は硬水なので、水周りは水垢がよくつきますが、それはお酢で簡単に落とすことができます。スーパーで売っている、SURIG ESSIG ESSENZ (写真右) という濃縮されたお酢が特に効果が高く、そのオスを10分もひたしておくと水垢がきれいさっぱりに落ちます。


液体が流れ落ちてしまうような角度のあるところは、トイレットペーパーやキッチンペーパーにお酢をしみこませて水垢で汚れた部分にしばらく貼り付けておきます。防水タイプなら、水垢で動きが鈍くなった電動シェーバーなども元通りスムーズに動くようにきれいになります。


ただしこのお酢は濃縮タイプ。25%の酸で瓶にも必ず薄めて使ってください! と注意書きがあるほど強いもの。4倍に薄めてやっと5%のお酢になり、そのまま肌につけるとすぐに肌が荒れてしまうので気をつけてください。

 

他にも水周りの頑固な汚れを落とす方法として、スーパーで売っているものとしては下記のようなものがあります。

 

1) 下の写真一番左側

この3種類の洗剤は、水垢に限らず脂汚れにもよく効くクレンザーの含まれたタイプの洗剤です。

 

2) 左から2番目

頑固な汚れに1) の洗剤と合わせて使うためのたわしの代わりになるものです。金属製。

3) 左から3番目

同上

 

4) 一番右

ドイツのキッチンで最も一般的な食器洗い、浴室洗いに使われるスポンジで、黄色い部分が柔らかめ、下の方の緑色部分が硬め(頑固な汚れ用)です。

 

食洗機、湯沸かし器、コーヒーメーカーなど、水を使う電気製品は時々カルキ取りを行う必要があります。専用のカルキ取りは左の写真のものが一般的です。これらの液体・固体を水で薄めて使います。機械によって使い方が違いますので、詳しくは各機械のマニュアルをご参照下さい。

 

 

冷蔵庫の消臭

日本にはキムコなどの冷蔵庫専用消臭剤がありますが、こちらではありません。その代わりにスプレーに入った専用洗剤、Desinfektionsmittel(消毒液)などがあり、それで冷蔵庫の中を徹底的にきれいにして匂いを絶ちます。冷蔵庫専用洗剤ではなくても、キッチン洗剤できれいにします。

 

 

 

 

Felix Börgermann e.K.

Berger Str. 15, 40213 Düsseldorf

+49 211 131255

 

包丁が切れなくなってきたら、このお店で研いでくれます。

20cm程度の包丁で€10程度。